June bride

最近、幸せな気分になりましたか? 
私は通勤途中、お店の軒下にツバメの巣を見つけ、ちょっぴり幸せな気分になりましたよ。
こんにちは、土曜日・フラワー/ホーム担当の大場です。

そして、6月と言えば!
日本ではじめじめと鬱陶しい梅雨月ですが、ヨーロッパではお天気の一番良い月、ジューンブライドの季節です。

出掛け先の神社や教会で花嫁さんに出会うと、幸せな気分になりますよね。

6月の花嫁(友人)を祝福に、ブーケ&ブートニア、ヘッドフラワーを片手に、週末日光へ行って来ました。
(と、いうことで、土曜日のレッスンお休みさせて頂きました)

当初、ブーケ&ブートニア、洋装時のヘッドドレスの予定でしたが、友人、美容師さんとの事前最終打ち合わせの際、色打掛へお色直しの際も生花で髪飾りすることに。
藤井先生にご協力を賜り、希望通りのお花が揃いました。
ブーケ作り等Weddingは初めてではありませんが、とても素敵でしたので、本人承諾のもと、皆さんに、素敵な生花の髪飾りを是非ご紹介したいと思います。

挙式は二荒山神社。行く途中、神橋を渡る、神橋渡り始めの儀式があります。
通常は渡りきることができませんが、結婚式のみ、神職と八乙女の導きにより縁起を担いで厳かに渡りきることができるんです。

世界遺産で挙式ができることは、なんてすばらしいことでしょう!

さて、日光金谷ホテルで披露宴です。
お迎えは白無垢綿帽子姿の新婦でしたが、赤の色打掛、高島田の簪を花飾りに変え、ご入場。一気に華やかになりました。

黄色のピンポンマムに色とりどりの小花(赤、オレンジ、薄い黄色のスプレーバラにグリーンのスプレーマム)が地髪で結上げた文金高島田の黒髪と艶やかな赤の色打掛、スマイリーな友人にぴったり。
簪も鼈甲から赤の塗に変わりました。

さて、文金高島田の由来、ご存知ですか?
諸説ありますが、江戸時代、小判のことを文金と呼んでいたそうで、その文金をお嫁に出す娘の髪の中に母がそっと一枚忍ばせて髷を高く結上げたことからきていると・・・
母の愛に涙ですね。

装いも新たに、白のドレスへお色直しです。
ブーケと同色のヘッドドレス、ふんわりと優しい色合い。
バラ、トルコキキョウ、アイビー

いかがでしたか?
これから挙式をされる方、ご友人、ご姉妹等々..... 今後の参考に少しでもなれたらいいなあと思います。

また、皆さんもブーケ等作られましたら是非是非投稿して下さいね。

さて、幸せの余韻を残しながら、翌日、招待された友人たちと、ご縁のパワースポット、二荒山神社へ参拝、平成の大修理を終えた陽明門、三猿、眠り猫を見に東照宮へ足を延ばしました。ちょっとした大人の修学旅行です。

二荒山神社

御神木

陽明門
鳥居の中に陽明門がすっぽり入る位置がパワースポット。
陽明門と唐銅鳥居と中心に結んだ上空に北極星があり、その先に江戸城が続くと計算されているそうな。

陽明門。
江戸時代、ここから先は大名以上しか行けなかった・・・

三猿

子猿の成長物語、8枚のうちの3枚目。有名な「見ざる言わざる聞かざる」。

本来の意味は、「子どもの時は、世の中の悪いことを見たり、聞いたり、言ったりしないで、素直なまま育ちなさい」という教育論的なものだそうです。
孔子の論語からで、本来は「見るな、聞くな、言うな、するな」の四猿ですが、日本人は四を忌み嫌うため三猿になったとか・・・

眠り猫

東回廊の中ほど。家康が眠る奥宮の参道入り口に、意外と小さい彫刻。
“猫も寝るほどの平和”の表れと.....

6月ももう終わり、一年の半分が過ぎようとしていますね。早い!

6月30日は「夏越の祓い」です。半年分の穢れを落とし、後半半年の件呼応と厄除けを祈願します。12月の「年越の祓い」同様心身を清めてお盆や新年を迎えるためのものです。「夏越の祓い」も大切な年中行事の一つです。近くの神社で”茅野輪”をくぐり、”水無月”を食べて厄落とししましょう。

最近では、雑穀ごはんに、緑(茅野輪を思わせるゴーヤ)、赤(厄除け、パプリカなど)、などの夏野菜の丸いかき揚げに生姜を効かせたおろしだれをかけた”夏越しごはん”もあるとか・・・

元気飯を食べて、後半半年も元気に行きましょう!

ではまた。

7月の歳時記
7日:七夕
6-8日:入谷 朝顔市
9-10日:浅草・ほおずき市(10日四万六千日)
13-16:お盆
25日:土用丑の日
29日:隅田川花火大会